CROSS MARKETING
BUSINESS REPORT
代表取締役社長 兼CEO
五 十 嵐 幹
2015年の外部環境は、政府による経済対策、日銀による 金融政策の効果等を背景に企業収益や雇用環境に改善の 動きが見られ、堅調に推移いたしました。
一方で実質的な物価上昇などに伴い国内の個人消費に おいては弱含みに推移したほか、中国やその他新興国市場 における景気減速等の影響を受け、国内外ともに経済環境 の先行きに依然として不透明の中で推移いたしました。 このような環境の中で、当社グループの2015年12月期の
売上高は、14,859百万円(前年同期比82.5%増)、経常利益 1,185百万円(前年同期比127.3%増)、当期純利益559百万 円(前年同期比127.6%増)と、既存事業会社の堅調な収益 寄与とKadenceグループ、リサーチ・アンド・ディベロプメン ト社の新規連結寄与により、売上及び各利益について、グ ループとして売上100億円、経常利益10億円を初めて超え、 過去最高の業績を達成いたしました。
2015年12月期の業績について
Top Interview
グ
ル
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拡
大
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よ
り
過
去
最
高
の
業
績
を
達
成
い
た
し
ま
し
0 3,000 6,000 15,000
12,000
9,000
売 上 高
経 常 利 益
当 期 純 利 益
438
751 6,293
0 300 900 1,200 1,500
600
0 100 200 300 600
400 500
(単位:百万円) (単位:百万円) (単位:百万円)
2013年
12月期 2013年12月期 2013年12月期
245 521
8,141
2014年
12月期 2014年12月期 2014年12月期
559 1,185
14,859
2015年
12月期 2015年12月期 2015年12月期
2014年11月に公表させて頂きました中期経営計画をも とに、「事業領域と事業エリアの積極的な拡大」を進めてお り、国内の既存事業会社については、着実な成長と収益基
盤の確立へ取り組んでまいります。
そのうえで、新規事業への取り組みを進めるとともにアジ アへの事業展開としては、Kadenceグループとのグループ シナジーを発揮し、中期目標である「アジアNo.1のマーケ ティンググループ」を目指してまいります。
今後のさらなる成長へ向けた取り組みについて
日頃より当社へのご理解と格別のご支援を賜りまことに ありがとうございます。
2015年12月期の期末配当につきましては、配当方針とし て掲げておりました「連結経常利益10億円達成時に連結配 当性向20%を目安に段階的に引き上げる」を基準として、連 結経常利益が10億円を達成したことから、連結配当性向を 20%に引き上げた上で、期末の配当金額を1株当たり2.2円 から4.5円に引き上げて実施させて頂くことといたしました。 2016年12月期の配当につきましては、現在の旺盛な資金
需要、今後の事業投資計画等を鑑み、これまでの配当方針 を「連結配当性向15%前後を目安に配当金額を決定する」 に変更しております。この方針に基づき、足元の業績動向を 踏まえ、2016年12月期の配当金額は、1株当たり5.0円(中間 2.5円、期末2.5円)を予定しております。
今後も持続的な成長と安定した配当を継続しながら、更 なる企業価値の向上につとめてまいりますので、株主のみ なさまにおかれましては、より一層のご支援を賜りますよう お願い申し上げます。
2 0 1 5 年 の 事 業トピックス
Jupiter社の株式取得
Cross Marketing Thailand設立
タイにおいて、高い成長力を支える新規顧客開拓力と高い 調査品質により、グローバルに展開する調査会社を中心に多 くの顧客企業を保有しているJupiter社を子会社化いたしま した。アジア全域への事業展開を強化するとともに、グロー バルサービスを提供できる体制整備を加速してまいります。タイにおいて新会社「Cross Marketing Thailand Ltd」を設立 し、アジアを中心とするグローバル基盤を更に加速・拡大するた め日本国内からのタイとその周辺諸国の調査において、迅速か つ適切な対応ができる体制を構築を進めてまいります。 さらに、タイを中心にマーケティングリサーチ業務を行う Shyu Company Co., Ltd. (本社:タイ王国バンコク都)と、 業務提携契約を締結し、会社の早期立ち上げを目指すと同 時に、タイを中心としたアジアにおいて質の高い調査をお客 様に提供してまいります。
Jupiter MR Solutions Co.,Ltd.
タイ王国バンコク都ラーチャテーウィー区 300万バーツ
2014年1月31日
タイ王国およびその他アジア地域を中心としたリサーチ事業 Jupiter社の展開地域
グループディスカッション 集合調査
商 号
所 在 地 資 本 金
設 立
主な事業
Cross Marketing Thailand Ltd. タイ王国バンコク都ヤーンナーワー区 200万バーツ
タイ王国およびその他アジア地域を中心としたリサーチ事業
商 号
JIN SOFTWARE社の株式取得
Cross Marketing Group USA設立/Japan Publicityからの事業譲受
クロスマーケティンググループ内でITソリューションを 担う、株式会社クロス・コミュニケーションが、システム開 発・エンジニア派遣業務を行うJIN SOFTWARE株式会社 の株式を取得し、子会社化いたしました。
グループに、JIN SOFTWARE社が参画することで、30人 以上の優秀なエンジニアの合流による体制の拡充と、エ ンジニア育 成 機 能 の 強 化を同 時 に実 現し、より幅 広 い 開 発手法、開発スキル、言語対応も含めたお客様のニーズへ の対応をしてまいります。
日系企業に広がるグローバルでの市場環境の把握ニーズお
よび日本国外の企業のニーズに応えるべく、「Cross Marketing
Group USA」を米国カリフォルニア州に設立いたしました。 35年にわたり、アメリカで事業を展開する日系企業を中心 に、マーケティングリサーチのみならず、プロモーション等、総合 的なマーケティングサービスを提供してきたJapan Publicity 社 よりマーケティング事業を譲り受けすることで、新会社の早期立 ち上がりを実現し、北米市場での地位を確立してまいります。
JIN SOFTWARE株式会社 東京都杉並区上萩 2008年6月16日
コンピュータソフトウェア、デジタルコンテンツの開発、 販売およびソフトウェア技術者の派遣
商 号 所 在 地 設 立
主な事業
Cross Marketing Group USA,Inc. アメリカ合衆国カリフォルニア州
アメリカ西海岸におけるマーケティング事業 商 号
所 在 地 主な事業
マーケティング事業
マーケティング事業
Japan Publicity社
事業譲受
資 本 政 策 に つ いて
海外展開のスピードアップのため投資した資金の返済及び財政状態の安定化を図り、
その他の投資に対して機動的に実行できる状態を整備するため、公募増資を実施
主な資金使途の内容
■グループ会社への融資
15百万円を海外子会社であるKadence Vietnamの事業拡大に伴 う運転資金として充当し、20百万円を子会社であるクロス・コミュ ニケーションが株式取得したJIN SOFTWARE社の事業拡大に伴う 財務基盤強化のための増資資金としてクロス・コミュニケーション への融資として充当いたします。
■借入金の返済資金
334百万円を海外子会社であるKadenceグループの株式取得の た め に 借り入 れ た 借 入 金 の 返 済として充 当し、1 0 0 百 万 円を Jupiter MR Solutions Co.,Ltdの買収資金及び事業拡大のため の資金として借り入れた資金の返済並びにタイ国への事業展開 のために新設した子会社の資本金及び運転資金として借り入れ た資金の返済として充当いたします。
■その他
25百万円をグループ全体の連結決算の精度及びスピード向上の ために導入する連結会計システムへの設備投資資金として、また 25百万円をグループの連結決算に関わる体制整備等の資金とし て充当いたします。
■子会社設立資金
アメリカで事業を展開する日系企業を中心に総合的なマーケティン グサービスを提供していくための体制作りとして、まず、Cross Marketing Group USAを設立し、58百万円を資本金として投資した 上で、当該資金をJapan Publicity ,Inc.から事業を譲り受ける事業譲 渡代金及び事業拡大のための運転資金として充当いたします。
株式の種類・数
発行価格
調達額
発行後の株式総数
希薄化率
1,500,000株
406円/株
576,900千円
19,531,164株
7.68%
新株式発行の概要
融資
投資
返済
グループ会社への融資
子会社設立資金
(CMUSA)
Kadence取得資金返済
Jupiter取得資金返済
連結会計システム導入
連結決算・税務コンサル
35
58
434
50
資金使途
種別
金額
(百万円)株 主 還 元 に つ いて
配当方針の変更について
2016年12月期の配当予想について
2016年12月期の配当金額は新しい配当予想をベースに1株当たり5.0円(中間2.5円、期末2.5円)を予定
※当社は、株式を2013年2月18に2分割、2014年6月1日に3分割しており、1株当たり配当金は過去に遡及して記載しております。 ※過去の1株当たり配当金は分割遡及後、小数点2位を切り捨てて記載しております。
配当性向(右軸)
0.9円
7.9% 9.7%
12.6% 13.5%
33.1%
19.5%
15.2%
1.7円 2.1円
3.3円
4.5円
6.0円
5.0円
1株当たり配当金額(左軸)
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
連結経常利益10億円達成時に連結配当性向20%を目安に段階的に引き上げる
連結経常利益が10億円に到達したことに伴い配当方針を変更
配当による株主への利益還元を安定的に継続しながら、
現在の旺盛な資金需要、今後の事業投資計画等鑑み、
「連結配当性向15%前後を目安に配当金額を決定する」
これまでの配当方針
変更後の配当方針
【NEW】
0 2 4 6 8 (円)10
2 0 1 6 年 1 2 月 期 の 業 績 見 通しに つ いて
2016年12月期の業績見通し
中期経営計画の数値と比較すると、2015年12月期におい ては、売上高は126百万円の上振れ、経常利益も285百万円 の上振れとなり、ともに中期経営計画数値を上回って着地い たしました。2016年12月期の業績予想についても、概ね中 期経営計画通りの数値を見込んでおり、着実に中期経営計 画は進捗しております。
中期経営計画の進捗状況
売上高
リサーチ事業(国内)
リサーチ事業(海外)
ITソリューション事業
その他の事業
営業利益
経常利益
当期純利益
2015年12月期 実績
14,859
8,336 4,566 1,704 2531,233
1,185
559
100.0% 56.1% 30.7% 11.5% 1.7% 8.3% 8.0% 3.8%2016年12月期 計画 (増減額/率)
16,535
9,050 4,782 2,094 6091,251
1,213
640
100.0% 54.7% 28.9% 12.7% 3.7% 7.6% 7.3% 3.9%+1,676
+714 +217 +390 +356+18
+28
+81
+11.3% +8.6% +4.7% +22.9% +140.6% +1.5% +2.3% +14.6%※2016年12月期の海外売上高の為替レートは1US$=約115円を想定 ※事業セグメントごとの売上高は外部売上のみを記載しております。
●各事業とも堅調な成長を維持し、連結では11%の増収を計画しております。
●リサーチ事業の海外においては、Kadenceグループにおける進行基準への変更に伴う一時的な収益が無くなるとともに、 特にアジアエリアにおける経済環境・為替の状況を考慮し策定しております。
●各利益については、中期経営計画に沿った利益水準を見込んでおります。
0 5,000 10,000 15,000 20,000 (百万円)
0 500 1,000 1,500 2,000 (百万円)
14,733
900
(中期計画) 2015年 売上高(左軸)
2016年 2017年 (実績) (中期計画)(業績予想)(中期計画)
1,185 1,200 1,213
1,500 14,859 16,287 16,535
17,985
2016年の事業セグメント別施策・方針
生産性・付加価値向上
北米市場の開拓、アジアシナジー強化
サービス領域の拡大
→ブランド診断、ワークショップ、ニューロ等
リサーチ事業
提案力強化による顧客開拓の推進
生産性・品質の向上
新規サービス開発・事業領域の拡大
→ グループ連携推進・リサーチ活用等
ITソリューション事業
人員採用積極化によるトップラインの拡大
サービスの改善・差別化の推進
事 業 デ ータ
(単位:百万円)
POINT 貸借対照表について
【資産の部】流動資産 固定資産
有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産
資産合計 【負債の部】
流動負債
固定負債
負債合計 【純資産の部】
資本金
資本準備金
利益剰余金/資本剰余金
その他の包括利益類型額
新株予約権
少数株主持分
純資産合計 負債純資産合計
(単位:百万円)
(単位:百万円)
増減額
当 期 2015年12月31日現在
前 期
2014年12月31日現在 増減額
当 期 2015年 1月 1日から 2015年12月31日まで
前 期 2014年 1月 1日から 2014年12月31日まで 売上高
売上原価 売上総利益
販売費及び一般管理費 営業利益
営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失
税金等調整前当期純利益 法人税等合計 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 当期純利益
当 期 2015年 1月 1日から 2015年12月31日まで
前 期 2014年 1月 1日から 2014年12月31日まで
801 △18 204 976 2,384 453 △2,271 2,435 628 1,407 348 2,253 △2,230 348 976
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期末残高
固定資産(のれん)
増減額
Kadence Indonesiaの減損損失の計上によりのれん残高が減少 JIN SOFTWARE社の取得に伴い、のれん残高が増加(60百万円)
純資産(資本金・資本準備金)
公募増資の実施により、純資産(資本金・資本準備金)が576百万 円増加
負債(短期借入金・長期借入金)
K a d e n c e 社 の 株 式 取 得 の た め に借り入 れ た 短 期 借 入 金を長 期 借入金に借り換えを実施
POINT 損益計算書について
売上総利益率
売 上 総 利 益 率 の 高 い K a d e n c eグル ープ の 新 規 連 結 に伴 い 売 上 総利益率が上昇
販売費及び一般管理費(営業権償却費の増加)
M&Aによる新規連結に伴い、営業権償却費が増加
特別損益
R&D社株式の取得による負ののれん発生益等(166百万円)及び Kadence Indonesiaに おける減損損失(173百万円)を計上
6,423 3,548 462 2,283 802 9,970 4,090 1,935 6,025 563 532 2,619 59 16 156 3,945 9,970 4,164 3,708 496 2,336 876 7,872 4,343 632 4,975 274 244 2,128 68 − 183 2,897 7,872 2,259 △161 △34 △53 △73 2,098 △253 1,304 1,050 288 288 491 △10 16 △27 1,047 2,098
貸借対照表(要旨)
損益計算書(要旨)
会 社 概 要・株 式 の 状 況
2015年12月末日現在 8,306,500 2,580,000 751,200 480,000 480,000 390,000 360,000 351,400 322,300 316,500社 名
所 在 地
設 立
資 本 金
証 券 コ ー ド 従 業 員 数
T E L
F A X
U R L
主 な 事 業 内 容
代表取締役社長兼CEO
取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役 C F O 監 査 役( 常 勤 ) 監 査 役( 非 常 勤 ) 監 査 役( 非 常 勤 )
持株数(株) 議決権比率(%)
五十嵐 幹
株式会社 VOYAGE GROUP 人見 茂樹
株式会社電通マクロミルインサイト 株式会社ビデオリサーチ
五十嵐 史子 中田 ちとせ
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 株式会社SBI証券
稲垣 幹彦
発 行 可 能 株 式 総 数 発 行 済 株 式 総 数
株 主 数
株主名
所有株数別
※
※
※会社法第2条第16号に定める社外監査役です。
会社概要
役員
子会社
株式の状況
大株主
63,360,000株 19,531,164株 3,038名
42.53 13.21 3.84 2.45 2.45 1.99 1.84 1.79 1.65 1.62 株式会社クロス・マーケティンググループ
Cross Marketing Group Inc. 〒163-1424
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティ―タワー24階 2013年6月3日
5億6,285万円 3675
(連結)1,382名(うち、臨時従業員253名) 03-6859-2259(IR窓口)
03-6859-2250(代表) 03-6859-2273
http://www.cm-group.co.jp
リサーチ事業、ITソリューション事業、その他の事業
五十嵐 幹 松田 武久 亀井 晋 杉村 昌宏 小野塚 浩二 町田 惠保 内田 輝紀 田原 泰明
個人・その他 75.54%
所有者別
金融商品取引業者 3.19%
その他の法人 18.31%
外国法人等 0.46%
金融機関 2.50%
株式分布状況(持株比率)
5∼9単元 1.5%
500∼999単元 2.8% 1,000∼ 4,999単元
17.9% 5,000単元以上
59.6% 5単元未満
1.4%
10∼49単元 7.8%
50∼99単元 3.0%
100∼499単元 6.0%
株式会社クロス・マーケティング
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント 株式会社ユーティル
エンバイロセルジャパン株式会社 株式会社メディリード
Kadence International Business Research Pte. Ltd. Markelytics Solutions India Private Limited Medical World Panel Online Inc.
Jupiter MR Solutions Co.,Ltd. 酷络司商务咨询(上海)有限公司 Cross Marketing Asia Pte. Ltd. Cross Marketing(Thailand)Co.,Ltd. Union Panels Pte.Ltd.
株式会社クロス・コミュニケーション 株式会社クロス・ジェイ・テック 株式会社UNCOVER TRUTH 株式会社D&M
当社のホームページでは、企業情報や財務情報 をはじめ様々な情報をご覧いただけます。最新 のニュースを随時更新し、当社の事業活動や動 向を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
www.cm-group.co.jp
3675三井住友信託銀行株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社
〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 TEL:0120-782-031(フリーダイヤル)
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